一橋大学大学院 経営管理コース入学試験について

あまり情報が入ってこないのですが、MBA界的には結構なインパクトをもたらしているであろう一橋夜間MBAコース(日本語)の都心部開設。

今年度実施試験第Ⅰ期の合格者受験番号から、倍率を推測します。
合格発表に受験番号が末尾三ケタ000~101までが載っています。
合格者は42人。合格者番号をソートした合格者番号と次の合格者番号の差の平均は2.44です。
なので受験者数は101に2.44足してたとして、000から104までの105人としましょう。
とすると、倍率は2.5倍です。

思ったより低いですね。おそらく第Ⅱ期はもっと上がるのでないでしょうか。

ちなみに選考で重要だと思われるのが、1次試験の「小論文」、出願時に提出した「将来計画書」に基づいて行われる2次試験の「面接」です。小論文はHMBA時代の過去問を見る限り、経営学に関する記事や著作を読ませて、知識と考えを答えさせるものです。平成29年は戦略でしたが、ポーターやバーニーといった王道よりもうちょっと応用的な内容ですね。平成28年は・・・うーん、これは行動経済学とか社会心理学とか意思決定論あたりですね。平成27年は企業倫理と組織均衡論の組み合わせでしょうか。いずれの年も、ある程度の経営学の知識と、それに立脚した「あなたの考え」が問われています。

将来計画書は2,000文字程度ということなのでA4×2枚程度ですね。面接で突っ込まれる材料になることを前提に書くべきだと思います。一橋に限らず、研究計画書、将来計画書、エッセイ類は今までなにをしてきたか、問題意識はなにか、なにをいつどういう風に学びたいか、未来にはどうしたいかということをきっちり抑えるのが大切です。一番のキモの部分なので、しっかり準備しましょう。