選ぶべき国内MBA(夜間・東京編)

ブログを開設して早4か月。アクセスログを分析すると「国内 MBA」「MBA 夜間」「MBA 難易度」「ビジネススクール 選び方」「MBA 東京」「日本 MBA」といったキーワードでこのブログにたどり着く方が多いことがわかりました。このことから、東京の夜間MBAに通いたいけど、どのビジネススクールを受ければよいか迷っている方がこのブログにいらっしゃっているようです。

そこで今回は、そんなお迷いの方にオススメの東京夜間MBAを書こうと思います。 あなたが受けるべきMBAは、すばり

です。

理由1

3ビジネススクールの共通点は、他ビジネススクールと比べ優れた特徴がある点です。以下の表をご参照ください。

評価項目 早稲田 筑波(GSSM) 首都大 評価基準もしくは出典
開講科目数 20 15 23 過去のこのブログより
専任教員当たりの学生数 × 12.6人 3.8人 3.5人 過去のこのブログより
倍率の高さ 3.2倍 3.5倍 3.7倍 過去のこのブログより
大学としての知名度 6位 30位 × 58位 大学ランキング
学費(初年度納入金) × 1,593,000円 817,800円 802,800円
(都民は661800円)
過去のこのブログより
立地 早稲田駅徒歩5分 茗荷谷駅徒歩3分 大手町駅徒歩3分

東京駅徒歩4分

路線数と駅からの距離
一学年当たりの学生数 140人 × 40人 × 40人 各募集要項より
教員の実務経験者比率 50.00% 27.80% 21.70% 日経のムック

共通している特徴

  • 立地
    3ビジネススクールとも山手線内の駅から至近の距離にあります。これは都内各地からのアクセスに優れていることを意味します。働きながら学ぶためには立地が重要ですので、ここは見逃せません。
  • 倍率の高さ
    ビジネススクールの授業はディスカッションベースやグループワークが多いのですが、ある程度の学生レベル同士でないと有意義なセッションになりません。また、日経のムックによると、ビジネススクールに通う理由の第二位は人脈形成です。倍率が高いということは、それだけ志が高く優れた学生が集まるということですので、質の高い人脈形成が可能になります。
  • 修論必須
    米国MBAでは修論はほとんど課していませんが、英国MBAなどでは意外と課しているようです。米国MBAと比べ社会人歴の長い学生が集まる国内MBAでは、実務で発生した問題意識から導かれた知見を論文として纏めることがとても重要です。米国MBA生は20代が中心ですので、そういった題材を持っていないのです。

 それぞれの特徴

  • 早稲田
    一学年の学生数が多く大学の知名度が高いところが特徴です。また実務教員比率も50%と、実務を学べるところも特徴です。
  • 筑波(GSSM)
    ここは理論中心です。専任教員当たりの学生数が少なく、知名度もあります。アカデミック寄りであるが故に多くの大学教員を輩出しているだけでなく、企業家も排出しています。経営関連の科目が少ない代わりに、数理・情報系の科目が充実しています。
  • 首都大
    早稲田と筑波をミックスしたのが首都大です。開講科目が多く、専任教員当たりの学生数の少なく、学費が最も安価です。授業も筑波にはないケースメソッドやケーススタディ中心の授業があり、理論と実務の両方を学ぶことができます。これを示すように、5年以上の実務経験者教員比率も早稲田の50.0%に対し、首都大は21.7%となっています。

理由2

理由1を裏付けるデータとして、この3校の人気の高さを上げたいと思います。

ウインドミル・エデュケイションズは、国内夜間MBAの受験対策校として「青学、首都大筑波早稲田、神戸、横国」を挙げています。河合塾KALSは「国内トップビジネススクール」を
「一橋大学大学院商学研究科、慶應義塾大学経営管理大学院ですね。早稲田大学商学研究科。他は筑波大学首都大学東京など。関西なら神戸大学、場合によっては京都大学、などを想定しています。」としています。 青山IGCは、夜間大学院で人気があるのが、国公立では筑波、一橋ICS、首都大、私立では青山、中央、法政、立教、早稲田としています。
予備校が対策校として挙げているからいいビジネススクールだ、というわけではありませんが、少なくとも多くの受験者が目指すスクールで需要があるから予備校も掲げているわけで、人気があることは間違いありません。

人気があるならいいビジネススクールである、といわけでもありませんが、一つの参考材料となるでしょう。

各校の説明会と日程(2017年度入学)

!!必ず各校が公表している公式情報を確認してください!!

最後に

東京の夜間MBAを検討しているのであれば、是非この3校を受験しましょう。他のMBAも気になる方は、併せてそこも受ければよいのです。どこにいくかは、受かってから考えればいいのです。

■2018/2/12追記

国内MBA受験専門予備校NIKKEN MBA lab.の波田野さんのブログ記事をもとにした国内MBA受験専門予備校が考えるビジネススクール入学に必要なもの という記事をアップしました。併せてご参照ください。

■2017/9/14追記
もっと難易度を知りたい方は、カテゴリ:MBA受験を一通りご覧いただければなにかわかるかもしれません。
また困難を乗り越えるとどんなことが待っているかはカテゴリ:MBAの様子が参考になると思います。

コメント

  1. 西田怜於 より:

    こんばんは。西田と申します。
    現在21歳で大学院への進学を考えている者です。
    ブログを拝見させていただきました。とても参考になっております。
    私もMBAを取りたいと考えておりますが、就業経験が2年以上ないと受験資格がないということは事実でしょうか。
    お忙しいと存じ上げますが返答いただけると幸いです。
    よろしくお願いいたします。

  2. クマトロニクス2 より:

    こんばんは。コメントありがとうございます。
    >私もMBAを取りたいと考えておりますが、就業経験が2年以上ないと受験資格がないということは事実でしょうか。
    受験資格は学校により異なります。各校の募集要項にある出願資格を確認したほうがよいでしょう。
    一般的には、3年程度以上の実務経験が条件のところが多いと思います。