早稲田MBA入試の過去問を解いてみた(その4)

早稲田MBA入試の過去問を解いてみた(その3)の続きです。

問題3は臨時休業するのであればどういった条件が揃えば合理的か議論せよ、ということです。

私はその日の売上が総費用を超えなければ、つまり赤字であれば、臨時休業するのが合理的だと思います。もうちょっと具体的に示しましょう。

個別法に基づく場合、総費用は固定費と変動費に分けられます。固定費は、家賃、減価償却費、支払利息、リース料など、ようは使っても使わなくても費用の変わらないものです。

変動費は材料費、人件費、電気代、ガス代、水道代、消耗品、広告宣伝費など、使ったらその分費用のかかるものです。飲食店なので、消耗品はおしぼり、コースター、洗剤、石鹸、トイレットペーパーなど、広告宣伝費はポイントカードなどが考えられます。ただし問題文より、調味料などは十分残っていて無視できるとします。

極端な例2つを図で説明します。問題1より、その日の売上は36000円とします。例えば図の①について、日割りで一日の固定費が8000円、変動費が8000円とした場合、36000円=売上総費用=16000円なので、利益がでます。これは開店する価値があると考えられます。図の②について、日割りで一日の固定費が8000円、変動費が38000円とした場合、36000円=売上総費用=48000円なので、損失がでます。これは開店する価値がなく、臨時休業したほうがよいでしょう。

ちなみに総費用(固定費+変動費)と売上が交わる点を損益分岐点といいます。損益分岐点を解答に加えてもよいと思います。

早稲田MBA入試の過去問を解いてみた(その5完)につづく)

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