倍率と定員充足率について補足

国内MBAの合格難易度(倍率編)で書いた倍率と定員充足率について念のために補足させて頂きます。

(誤解がありそうなので・・・・。)

倍率について

倍率は志願者数÷合格者数です。

定員100人の学校に80人志願して80人合格しそのうち60人が入学したとします。

この場合倍率は80÷80で1.0です。

志願者数が定員を下回り、その結果入学者数が定員を下回る場合、文科省に学校の経営状態が維持できないじゃないかと怒られますので、一人でも入学者を確保するため原則全員合格にします。この場合当然倍率は1.0になるので、難易度を語る上で1.0以下は議論しても意味がありません。

定員充足率について

定員充足率は入学者数÷定員です。

定員100人の学校に300人志願して200人合格しそのうち101人が入学したとします。

この場合定員充足率は101÷100で1.01です。

定員を超える合格者を入学させると文科省に教育の質が低下するじゃないかと怒られ、私立の場合補助金がカットされるので、定員いっぱいまで入学させます(多少の上振れならば怒られません)。この場合当然定員充足率は1.0を超えるので、難易度を語る上で定員充足率1.0以上は議論しても意味がありません。
難易度と倍率・定員充足率の関係のザックリとしたイメージは以下の図のようになります。

イメージ図

合格難易度を倍率や定員充足率から推測する場合は、倍率と定員充足率の両方を調べる必要がありそうですが、今のところ手元にデータがないよ!ってことを言いたかったんです。