代官山に設置されている産業能率大学大学院総合マネジメント研究科経営管理コースを取り上げます。産業能率大学は日本で初めて経営情報学部を設置した大学です。また同大法人は企業研修で有名で、私も昔の会社でここのプログラムを受講したことがあります。
一時期は産能大学という名前だったのですが、元に戻しました。
開講科目状況
| 科目グループ | 産業能率 |
| 戦略 | ○ |
| マーケティング | ○ |
| 会計 | ○ |
| 組織 | ○ |
| 財務 | ○ |
| 人材人事 | ○ |
| 金融 | |
| 国際経営 | |
| オペレーションズマネジメント | |
| 企業倫理・哲学 | |
| 証券 | |
| 経済学 | |
| アントルプレナー | |
| ビジネスエコノミクス | |
| 技術経営 | |
| 統計 | |
| ベンチャー | |
| 経営科学 | |
| ブランド | ○ |
| ロジスティクス | |
| イノベーション | ○ |
| 法務 | |
| 英語 | |
| 知的財産 | |
| 情報システム | |
| ロジカルシンキング&ライティング | ○ |
| ネゴシエーション | |
| 経営史 | |
| 税務 | |
| 意思決定 | |
| プロジェクトマネジメント | |
| CRM | |
| サービス・マネジメント |
出典:2016年度カリキュラム
さすが企業向け研修で有名なだけあって、経営学というより体系だった研修プログラムのような印象です。職場のマネジメント、対立と葛藤のマネジメント、事業設計の実践など、特徴的な科目もあります。
「修士論文」または「特定課題の研究」が必須です。
専任教員一人当たりの学生数
専任教員は16人、学生定員は2学年で70人なので、専任教員一人当たりの学生数は4.38人です。
初年度納入金
1,015,000円
倍率
志願者数、合格者数とも非公開のため倍率は不明です。
まとめ
長年の企業研修で培ったノウハウ、私学としては少人数、「修士論文」または「特定課題の研究」でも実践的側面を重視した指導、加えて低めの抑えられた学費となかなか良いMBAプログラムではないでしょうか。欧米型とも理論中心とも異なる日本の現場に刺さるMBAプログラムと言えるかもしれません。
場所も本校の伊勢原や自由が丘は通学にはきついですが、代官山なら東横線ユーザには良いかもしれません。
